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2020年11月16日月曜日

高館 義経堂

平泉文化センターを出ると、空には暗雲とともにパラパラと雨が。

陰り始めた日差しで虹が現れます。


只今の時刻、14時半。

レンタカーの返却まで残り1時間半となりました。

最後は相方さんのご希望で、源頼朝の命による四代 藤原泰衡の襲撃を受けた源義経が
妻子と共に自害したという「高館 義経堂」へ。


クルマですぐ。
東北本線の線路を渡った東側の小高い丘にそれはあります。


駐車場から急な坂道を登った先に参拝の入口があり、

さらに階段を上って丘の頂上へ。

そこからは悠々と流れる北上川と晩秋を迎えた長閑な田園風景が。

実はここ高館(たかだち)は源義経の最後の地であると同時に、
松尾芭蕉がかの有名な句を読んだ場所でもあるのです。


 「夏草や兵どもが夢の跡」


奥州藤原氏により京の都を凌ぐほどの栄華を誇るも、滅び荒廃した平泉。

平家を打ち破る武功を上げるも、自害に追い込まれた源義経。

そして悠久の時を経てなお、変わることなく流れ続ける北上川。


この丘に立つと芭蕉でなくても一句読みたくなってしまいます。


お堂をお参りして、丘を下ります。


平泉の旅の締めくくりとしては、最良でございました。



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