2024年11月16日土曜日

一本木 石橋

ママン、傘寿のお祝いは「一本木 石橋」さんで。

さらに伊勢の懐石「かみむら」と、名だたる超有名店で修行され、
福岡市でも5本の指に入る名店でございます。

予約を取るのもかなり難易度が高く、今回予約が取れたのはほぼラッキー。

ちなみに2020年にパパンの傘寿のお祝いで伺った「馳走なかむら」さんも
福岡5指に入る名店でございました。


では、いざ。


通されたのは2階の個室。

着席と同時に「壷切茶(つぼきりちゃ)」が供されます。
ほんのり甘みがあり、秋のこの時期だけ頂ける特別なお茶なんですね。


まずは生ビール。


1品目は「茶碗蒸し」
タラの白子の餡に丹波の黒豆が乗っています。
ひとくち口に含んだだけで、濃厚な出汁の香りが口いっぱいに広がり、
白子の餡との相性は、感動すら覚えるほどの衝撃です。

甘く煮られた黒豆も良いアクセントに。


そして竹酒。
傘寿のお祝いということで紅白の水引で飾られています。
竹の良い香りのするお酒で、石橋さんの名物なんですって。


続いて2品目は「丸大根と蝦夷あわびの吸い物」
アワビはとても柔らかく、そして強烈な鰹の一番出汁。
こんなに美味しいお出汁をいただいたのは初めてです。


3品目は「長万部のホッキ貝と唐津の真鯛のお造り」
お醤油とポン酢でいただきます。
真鯛はプリコリで美味しいのは当たり前。
問題はホッキ貝。軽くあぶられていて、とても美味しい!


4品目は握り鮨が3種。
左から小肌、石垣鯛、マナガツオ。
流石、海味で修行されていただけあって、握りもバツグン!
赤酢のシャリの塩梅もサイコーで、好物の小肌も良い仕事だし、
鯛は熟成され旨味が凝縮し、新鮮な鰹はサッと炙られていて絶品。

こんなに手間のかかった握りだけのコースも食べてみたい。


で、鮨といえば日本酒。
おすすめの上喜元(山形)をいただきます。


そして料理は佳境へ。

5品目は「海老芋 with カラスミ」
海老芋を湯がいて、炊いて、揚げて、焼き、そこにカラスミを振りかけたもの。
なんとも手の込んだ料理なのですが、お味はというと、卒倒するほどの美味!!!

ねっとりとした海老芋なんだけど、外はカリッと。
そこにカラスミの塩味が加わり、味も食感も絶品でございます!!

今日の料理でコレが一番かも....。


怒涛の攻撃は続きます。


6品目は「風呂吹き蕪(かぶら)」
卵黄とお味噌のソースに九条ネギが添えられています。

これまた出汁がすんごい....。
ほろほろのカブにシャキシャキのネギの食感がとても良い。


7品目、お肉がNGなママンには「子持ち鮎の北京ダック風」

他3名には「鴨カツの北京ダック風」
半生に揚げた鴨肉を最初は極細に切られた薬味(にんじん、みょうが、しそ)と共にいただきます。

山椒がピリッと効いた甘辛ダレとカリッと揚がった鴨肉が超美味。

最後に下に敷かれた皮で包んで北京ダックのようにいただきます。

はぁ......美味しい.....。


日本酒、おかわり。


8品目は「レンコン粥」
こちらも石橋さんの名物なのだとか。

ほんのり生姜が効いたお出汁に、レンコンの食感がナイス。
ホッと一息、心に染み入る一品です。


そしてラスボス。
9品目は「ホタテの卵とじ丼」
サイズはS、M、L、LLからお腹と相談してオーダーします。

私はLサイズで。

ご飯に軽く炙ったホタテ、その上にふわふわな卵が。
ここでも出汁パワー炸裂。

ほんと、こんなに美味しい出汁の料理を未だかつて頂いたことはありません。


そして終盤へ。

10品目は「さつまいものアイス」
お口も心もさっぱりリセット。


さらに11品目に「栗茶巾、宇治抹茶」
本物の栗、ですな。


ラストは「京ばんちゃ」で締め。
始めていただきましたが、とても香ばしく、烏龍茶みたいで
食後に持って来いなお茶ですね。


いやはや大満足、至福のひとときでございました。
たまにはこういう贅沢も良いものです。



次は....僕の還暦か???
あ、その前にパパンの米寿のお祝いがあるな。


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