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2020年11月16日月曜日

達谷窟 毘沙門堂

厳美渓を後に、次へ。


北に向かって1本道を5〜6分。
あっという間に達谷窟(たっこくのいわや)毘沙門堂に到着です。

拝観料400円を払って鳥居をくぐると....

また鳥居? 門??

んでもって、さらに鳥居。


で、その先に望む崖にへばりつくように建つのが
達谷窟 毘沙門堂でございます。

「崖にへばりつく」というより「崖の窪みにねじりこむ」って感じかしら?

キッチリ、窪みの形状に合わせて作り込んでおります。


お堂に入ってお参りします。

んが、鳥居を3つもくぐって来たもんだから、おもわず二礼二拍手一礼。
あれ? ここお寺だよね??? 毘沙門天を祀ってるし。


調べてみたら、お寺に鳥居があることを「神仏習合」というのだとか。

日本土着の神道と仏教が融合しちゃった現象で、
明治維新の時に神道と仏教を明確に区別する「神仏分離」が行われるまでは
普通にあったことなのだそう。


では改めて達谷窟(たっこくのいわや)毘沙門堂について。

創建は801年。

征夷大将軍だった坂上田村麻呂が、この窟(いわや)に巣くう「悪路王」を討伐した祈念に建てられました。

悪路王ってのは陸奥国の伝説上の人物で、暴虐の限りを尽くす悪党のこと。


778年創建された京都の清水寺の舞台をモデルにしているんですって。

お堂の横の壁面には磨崖仏(まがいぶつ)が彫られています。

磨崖仏としてはここが北限なのだそう。




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