芝の増上寺とその周辺散策に。
まだ2月なのに暖かな祝日。
大門駅から昼メシにうどんをいただいた後、散策スタートです。
まずは「芝大神宮」を参拝します。
こちら、伊勢神宮の江戸支社で鎮座1000年を越える由緒ある神社。広重の浮世絵にも描かれておりますが、当時の面影はゼロ。
増上寺を含め、ここら辺は空襲で焼けちゃっているので仕方ありません。
参道に戻り、増上寺の表門へ。
地名にもなっているとおり「大門」と呼ぶ人と「赤門」と呼ぶ人がいますが、
どっちが正解なんでしょう...。
江戸時代には広大な敷地を有していた増上寺。
悪しき明治政府に没収されるまで
ここからズーッと、増上寺だったんですね。
で、大門から現在の正門である三門「三解脱門」までは人の煩悩の数と同じく
108間(約196m)あるのだそう。
大門から三門に至るまでにあらゆる煩悩から解脱するんですって。
そして三門。
正式には「三解脱門」と呼ばれ、門をくぐることで
「むさぼり」「いかり」「おろかさ」の3つの煩悩から開放されるのだそう。
一礼して境内へ。三解脱門から本殿までの距離にもコダワリがあって、48間(約87m)。
これは浄土教の教典にある菩薩が如来(仏様)に成るための修行に先立って
立てる48の願と同数なんですって。
本殿背後の東京タワーのうしろに馴染みのない高層ビルが。ん?? 虎ノ門ヒルズじゃないよね??
グーグルさんに聞いたところ、今年開業を目指して建設が進む
「麻布台ヒルズ」なんですって。
高さ330mで東京タワーと並ぶのだそう。
そんなに東京にビル要る??
ちなみに東京タワーの敷地は、もともと増上寺の敷地で
明治政府に没収されたところに建てられております。
本殿にお参りして先に進む前に三解脱門の横に立つ「黒門」を見に行きます。
脇道から黒門を目指していると、駐車場に黒塗りのクルマがびっしり。
黒服のイカツイ人も多数.....なんだ、なんだ??
振り返って、その理由が判明。
なんと先日亡くなったトヨタ自動車の豊田章一郎さんの葬儀が行われておりました。
なるほど。物々しい雰囲気も納得です。そして「黒門」
三代将軍 家光によって立てられた門で、本当は御成門の近くにあった増上寺の方丈(住職の住まい)の表門だったものが
現地に移築されています。
かなり老朽化が進んでいて、はやいとこ修復してあげて欲しいですな。
つづく。
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