1〜4層までが「和洋」で、最上部の5層が「唐様」なのだとか。
ん〜〜〜、パッと見、差がよく分からん...。こちらの塔は1650年に若狭の国 小浜藩 初代藩主 酒井忠勝(三代将軍 家光から四代将軍 家綱の時代に老中、大老を担ったエライ人)によって奉納されたもの。
Wikiには「酒井忠勝」さんが4名いらっしゃいますが、小浜藩主の忠勝さんです。
しかし1815年に落雷によって焼失。
1818年、小浜藩 十代藩主 酒井忠進によって再建され現在に至っています。
1層目には4面に3つずつ十二支の動物が、それぞれの方角に合わせて彫られ、
正面入口上部の寅は家康、卯は二代 秀忠、辰は三代 家光を表しています。
拝観料300円を払って敷地内へ入ると、この塔の最大の特徴である心柱を見ることができます....が、撮影はNGなのでマップルさんの写真をどうぞ。
高さ35mの塔を支える心柱。
なんと地面から10cm浮いております!
耐震・耐風のために最上部から吊り下げられていて、この構造はスカイツリーにも応用されているのだとか。
裏手にまわると縁の下をのぞき込めて、
浮いているところをギリギリ見ることができます。
五層に重ねられた外枠を上から押さえつけ、バランスを取っているんですなぁ....。
心柱が浮いている「懸垂式」という工法、江戸時代以前に建てられ、現存する22の五重塔で採用されているのは東照宮と千葉の法華経寺の2塔だけなんだそう。
貴重です。
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