東照宮参拝の締めくくりは「本地堂」へ。
陽明門を出て右に進みます。
家康公は人々の病を救うとともに悟りに導く「薬師如来」の生まれ変わりだと言われていました。
亡くなり、朝廷より「東照大権現」の神号を得て神となった家康公の
本来の姿=仏様(薬師如来)を祀る場所として本地堂が建てられました。
別名「薬師堂」とも呼ばれています。
日本の仏教、神道には「本地垂迹(ほんぢすいじゃく)」という考え方があって、
神道の八百万の神々は、実は様々な仏様が化身として日本の地に現れた(権現)のだというもの。
仏様が神様になった姿を「垂迹身(すいじゃくしん)」と呼び、
仏様本来の姿を「本地(ほんぢ)」と呼ぶのだそう。
昔は多くの神社に「本地堂」が設けられていたのだけど、
これも明治時代の神仏分離政策によって、その多くが姿を消してしまったのだとか。
(よってこちらも現在は日光山輪王寺の所轄。)
なので東照宮の本地堂は、明治以前の神社の構成を残す数少ない遺構の1つなんです。
で、東照宮最大の建物「本地堂」で見るべき(聞くべき)ものは「鳴き龍」です。
が、内部の撮影は不可。
なんですが、YouTubeには隠し撮りされた映像がアップされているので、
そちらをご覧ください。
天井、縦6m、横15m、34枚の檜板いっぱいに描かれた龍の墨絵は、
頭の部分の真下で拍子木を打つと鳴き声が響き渡ります。
それ以外では響かず、ただの拍子木の音。
こりゃぁ不思議な体験.....なんですが、
そのパフォーマンスの後に、本堂と同じくお守りのコマーシャルが....。
ちょっとガッカリね。
高い参拝料を取ってるんだから儲かってるんでしょ?
ねぇ?? 東照宮さん。
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