京の都から熊野古道 中辺路を通って最初にたどり着く本宮大社を参拝し、続いて速玉大社。
最後に那智大社を参拝、となります。
我々もその順番を守って、最後に那智大社の参拝へ。
が、那智大社には併設の青岸渡寺と三重塔、それに那智の滝と必見ポイントが点在。
それらに加えて熊野古道の原始の姿が残る大門坂も訪れるとなると順路が多岐に。
いろいろな体験談やらガイドブックはあまり参考にならず、
アラ還なもんで、極力登るのを避けるルート設計は、この旅で一番時間を要しました。
結果、
1.大門坂駐車場にクルマを駐める
2.バスで那智大社へ移動し参拝
4.バスで大門坂へ移動し散策
5.駐車所に戻る
というルートがイチバン登るのが少なく、しかも安価で効率的となりました。
っと言うわけで、那智勝浦の街からクルマで15分ほど。
かなり大きな駐車場ですが、停まっているのは10数台。
駐車場前のバス停で那智山行き12:09のバスを待ちます。
同じバスを待っている、僕らよりもう少し年配のカップルは、
「大門坂は登るの大変やからな。クルマで一番上まで行ってお参りして歩いて下りてきたんよ。ほんでバスで駐車場まで戻るねん。」って。いろいろ考えてらっしゃる。
我々とは逆のルートですけど、上の駐車場は有料なので、僕らのが安価ね。
で降りるときにタッチして運賃を支払います。
終点でバスを降り、案内に従って那智大社を目指します。
ここから467段、階段を上っていきます。上り初めて約10分。
残念ながら上りきった時には終わってしまい、録音・録画はできませんでした。
で、最後の鳥居を一礼してくぐると、熊野那智大社が。
汗ダクダク。しばし息を整え、お参りします。
これにて熊野三山を巡る「人生蘇りの熊野詣」コンプリート!
無事 よみがえることはできたのかしら??
見晴台から上ってきた階段を。
では熊野那智大社についてのウンチク。
本宮大社、速玉大社とは異なり、滝を神聖視する原始信仰から始まっているため社殿の創建は遅く、317年に滝の近くに飛瀧神社が設けられ、現地に那智大社の社殿が建てられます。
主祭神は「イザナミノミコト(妻)」。
他の熊野三山と同じく熊野十二所権現に「那智の滝」を加えた十三所権現を祀っている。
信仰の始まりは紀元前662年。
「神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)」は北九州を出発し、南九州から瀬戸内を通り大和(奈良)に至る道中で現在の那智の浜に上陸します。
その時、光り輝く山を見つけ、近づいたところ滝を発見し「大国主神(おおくにぬしのかみ)」が現れたため、お祀りすることに。
その後、八咫烏の導きによって奈良の柏原に行き、初代「神武天皇」として即位することになります。
案内を終えた八咫烏はこの地に戻り、石に姿を変え休んでいるのだそう。
詳しくは熊野那智大社 公式HPを御覧ください。
なので八咫烏を祀る社があり...
烏石(からすいし)があるはずなんですが、どこにも見当たらず。
で、授与所の宮司さんに「烏石、見られますか?」って聞いたら、
すっごくブッキラボウに「はぁぁ???非公開で見られませんけど!?」って。
その態度にブチギレ。
大して興味ないし、見てやるかってーの!!!!
熊野詣コンプリートなのに、大いに気分を害する出来事に残念至極でございます。
つづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿