2025年8月3日日曜日

高野山 金剛峯寺 参拝

昼食後は金剛峯寺を参拝します。
そもそもは高野山全体が金剛峯寺だったそうなのだけど、現在は「大主殿」から成る一連の建物を金剛峯寺と呼んでいるのだとか。


“高野山” 真言宗の総本山になります。

“高野山” が付くには理由が。

平安時代中期、京都の東寺との間で争いがあり、東寺が「本寺」で金剛峯寺は「末寺」とされ、真言宗の総本山は東寺とされます。
そのため金剛峯寺は「高野山 真言宗」の総本山を名乗ることになってしまいました。

歴史的には空海が高野山に道場として金剛峯寺を作った(816年)のが先。
東寺(教王護国寺)も真言宗の根本道場となるのはその7年後。

何があったんですかね?



昔は天皇や皇族、高野山重職のみ使うことが許された「正門」から一礼して境内へ。

入って正面が「大主殿」。

正門に掲げられた提灯の家紋を見ても分かる通り、こちらの「大主殿」はもともと豊臣秀吉が母を弔うために建立した寺の建物。
「天水桶」屋根上に桶が2つあり、雨水をため、火災の時に屋根を湿らすのに使われます。

「奥の院」の豊臣家墓所もそうだけれど、高野山における豊臣家の影響って大きんですな。

「大主殿」の内部には大小様々な部屋があり、それぞれが有名な作家による見事な襖によって仕切られています。

残念ながら撮影NGということで、詳細は公式ホームページをご覧ください。


 金剛峯寺 寺内のみどころ


部屋以外は撮影可、って言われても.....

「大主殿」と渡り廊下で繋がった「別殿」「新別殿」には
国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」が。
雲海に雄(左)と雌(右)の一対の龍が石で表現されているんですって、わかる?


一番興味があったのは裏方エリア。

こちらの炊事場は現在も使われていて、3つの大釜で2000人分のご飯が炊けるんですって。

「寺」と言っても大広間に小さな仏壇があるだけで、ほとんどが広間に台所。
食事や宿泊、イベントなんかが行われる建物なんですかね。


別棟に巨大な仏像があるから、いいのか、これで。

では、その別棟へ。


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