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2022年10月6日木曜日

輪王寺 大猷院(たいゆういん) 前編

二荒山神社の大鳥居をくぐって右、「輪王寺 大猷院(たいゆういん)」へと参ります。

入口で大猷院と輪王寺も拝観できるセット券(900円)を買って境内へ。


こちら「大猷院(たいゆういん)」は東照宮を現在のように建て替えた
三代将軍 家光の霊廟になります。

「大猷院(たいゆういん)」とは家光の法号(日蓮宗の戒名)のことで、
祖父の家康を心から尊敬していた家光の「死後も家康に仕えたい」という願いを叶えるため
1653年に家光の長男、四代将軍 家綱によって創建され、
その建物は東照宮の方向を向いて建てられているのだそう。

 「東照宮を凌いではいけない」という家光の遺言により控えめな造りですが、
細部にこだわった意匠は秀逸なのだとか。

順を追って見ていきましょう。

まずは「仁王門」。

大猷院に入るための最初の門で、その名の通り左右には寺を守る仁王像が。
口を開いた「阿形(あぎょう)」と口を閉じた「吽形(うんぎょう)」の2体の仁王像が安置され、「阿吽の呼吸」はここから来ているそうです。


門を入り、正面右に「水盤舎」という手水舎があり...

天井に狩野派の絵師による龍の墨絵が描かれ、水面に映ることから「鏡の龍」と呼ばれています....が、悪天候のためか、映っておりません....。

直角に左に曲がると階段の上に建つのが2つ目の門「二天門」。
日光の中で最も大きな門なのだとか。

陽明門のゴージャスさには及びませんが、細部にまで手が込んでいて、
こちらの方が好みかも。

門にはその名の通り、四天王のうちの二天がいらっしゃいます。

正面左に緑のお顔の「持国天」

右には赤いお顔の「増長天」

さらに門をくぐって裏側には....
「風神」さまと...

「雷神」さまが。


二天門の先の階段を上ると「展望所」があり、
下にはたくさんの石灯籠が奥までズラーッと並んでいる光景が見られます。

これらの石灯籠は10万石未満の大名からの献上品で、それら大名は「二天門」から先に進むことが許されなかったんですって。


つづく。

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