2025年7月31日木曜日

熊野本宮大社 参拝

熊野古道 中辺路から北側の裏鳥居へ、一礼して境内に入ります。

本殿の脇を抜けて「神門」へ。
八咫烏の旗が掲げられています。

この「神門」の先に本殿があり、撮影はOKなのですが、SNSなどへの投稿はNG。
(良く載せちゃってる人がいますが、罰が当たります。)


一礼して神聖なエリア、神殿内へ。


本殿には4つの社があり、参拝する順番が決まっています。

はじめに左から3つ目、本宮大社の主祭神「スサノオノミコト」を祀る第三殿・本宮「証誠殿」。

続いてその左、「イザナギノミコト=速玉大神」を祀る第二殿・結宮「中御前」。
そして一番左の「イザナミノミコト」を祀る第一殿・結宮「西御前」。
最後に一番右の「天照大神(アマテラスオオミカミ)」を祀る第四殿・若宮「東御前」。

 熊野本宮大社 参拝のご案内

神門の写真、門の中に見えるのが第三殿・本宮「証誠殿」になります。

神殿内は凛として、伊勢神宮とまではいきませんが、とても神聖な感じがします。



ここで祀られている神様の関係性についてウンチク。


第二殿のイザナギノミコト(夫)と第一殿のイザナミノミコト(妻)は夫婦で、多くの神々を生み出します。

で、イザナギとイザナミが生み出した神々の中に天照大神(姉)とスサノオノミコト(弟)がいます。

天照大神とスサノオは結婚(誓約)することで、五男三女神を生み出します。

そして神代の時代を経て、天照大神の5世孫が初代天皇・神武天皇になるわけです。
そこから2000年以上の現在も男系で継っている天皇家って、やはり凄いことだと思います。
そんな家系、世界にないでしょ? きっと。(真偽の程はさておき)

で、天皇家の先祖、天照大神を主祭神とする「伊勢神宮」は「日本国民の総氏神」となります。

なぜ本宮大社の主祭神が「スサノオノミコト」かは、公式HPに詳しく書かれているのでそちらを。

 熊野本宮大社について



イザナミ、イザナギ、アマテラス、スサノオの4神は、この旅行中で度々登場しますので覚えておきましょう!



本宮大社の参拝を終え授与所を物色。

熊野三山には「熊野牛王神符」という護符があります。
カラスの配列で文字を表す「烏文字」が使われ、それぞれ異なるデザインなので集めたいところですが、少々デカいし、和紙なので折れ曲げずに持ち帰る自信もなし。

で、目をつけたのが護符と同じデザインの絵馬。
これなら曲げずに持って帰れる!

絵馬って願い事を書くと奉納しなければいけないけど、そのままなら持ち帰って構わないのだそう。


そして必見スポットの「八咫烏ポスト」をチェックして、

158段の石段を下り、

正面の大鳥居へ。

一見、参拝ルートを逆走しているようですが、現在の本宮大社は1889年に現地に移されたもの。
これから向かう大斎原が本来の場所なので、熊野古道 中辺路を通って参詣する本来の地は、この先になります。


つづく。

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