2020年11月15日日曜日

気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館(旧気仙沼向洋高校)

気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館は市街地から南へ約8kmほど。
気仙沼湾の入口の岩井崎にあります。


もとは気仙沼向洋高校で、ほぼ震災当時のまま保存され、
津波被害の凄まじさを体感することができます。

伝承館として新築された綺麗なエントランス。


ところが校舎に移るとその光景は一変します。
耐震補強された校舎の駆体は残っていますが、その中のものは.....

トイレも....

そして階段も。

別に新しく整備された階段を上って3階へ。


なんと、ここには津波で流されてきたクルマが。
階高3メートルとしても3階だから6メートル以上になります。


校舎の窓は全て破壊されているので、吹きさらし。
天気が良いとは言え、上着を着てこなかったことが悔やまれます...。


さらに階段を上がって4階へ。
4階は数十センチの浸水で免れたのだとか。

って、4階ですよ。9メートル以上って.....想像を絶します。

写真に見える黄色い塊は保冷用の発泡材。
漁港の冷凍工場が流されてきて校舎に激突、その破片なのだとか。


さらに屋上へ。

避難した人々がさらに高いところへ逃れようと
積み重ねた机が残されています。

ちなみにこの高校では被害者は出なかったとのこと。



おそらく旧高校の校庭だったところはパークゴルフ場として利用されています。

プレーを楽しんでいる多くのご老人たちの明るい声が辺りに響き渡っていて、
遺構のサンタンたる光景と対照的に、心が救われる思いがします。

おじいちゃんが「おーい、俺ぁオーベぇーかぁ(OBかい)?」って。
そしたら「あぁぁ、おれもおめぇもオーベぇーだぁ!」だって。

きっと被災したであろう老人達が元気に、生き生きと楽しんでいる光景は、
気仙沼の復興が正しく行われているんじゃないかって思わせられます。



1階に下りて、外から冷凍工場がぶつかった跡を。
4階床まで浸水したってことです。

校舎は南校舎(一番被害が大きい)、北校舎、総合実習棟の3棟が並列していて、
北校舎と実習棟を繋ぐ渡り廊下には津波で流されたものが多量に....。


これらの様を見て確信します。


大きな地震が起こったら、絶対、必ず、津波が来るんだと。

どんなに高い防潮堤を造っても、乗り越えて津波は押し寄せてくるんだと。

少しでも早く、少しでも高いところに逃げるしか、逃れる手段は無いのだということを。


釜石市の教訓。
「100回逃げて100回津波が来なくても、101回目も必ず逃げて


まさしく。


南三陸 → 気仙沼


南三陸の次は、気仙沼へ。


子供の頃、欽ちゃんの番組に気仙沼出身の「気仙沼ちゃん」っていたなぁ...。


ピッカピカの真新しい、ナビにも載っていない三陸自動車道を北上し、
大谷海岸ICで高速を下ります。


この高速道路、復興の象徴とされているらしく、今のところ無料で通れました。


震災時、三陸海岸を南北に繋ぐ海岸沿いの道路が寸断されてしまい、
内陸の東北自動車道から「くしの歯」状に個別に沿岸部のそれぞれ被災地を救援したのだとか。



その経験から沿岸部を南北に繋ぐ高速道路が整備されたのでしょう。


復興工事が行われている海沿いの道路をしばらく進むと、
秋晴れの下、次の目的地の「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(旧気仙沼向洋高校)」が見えてきます。




南三陸 その2

さんさん商店街に戻って少し早めの昼食を。


さんさん商店街には定食や丼ものを扱う飲食店の他に
獲れたての魚介類をその場で食べられるようにして売っているお店もあって、
その中からいくつか気になるものを選んでいただきます。





おメガネに適ったのは.....
カキフライ、タコ飯、ホッキ貝、そして穴子の刺身。

昨晩、貝ヒモの美味さを知ってしまった相方さん、ホッキ貝の貝ヒモにも大興奮!

穴子の刺身は初めて頂きますが、少し骨っぽいけど淡白な旨味にコリッコリの食感。
サイコーです!

これでお酒が飲めたら、言うこと無し....そこは我慢ガマンでございます。

カキフライとタコ飯は出来立てだったらもっと美味しかったことでしょう。



商店街の写真店には震災前と後の町並みの写真が。

多くの家々で埋め尽くされていた町が、跡形もありません。


再び元の町並みを取り戻すのではなく、
あの規模の津波を防げるとはとても思えない防潮堤で海と川から隔て、
ただただ広い公園として整備したことが良いことなのかはわかりません。

そんなことを言える立場にはいませんが、
自然を相手に共に生きる共生の道ではなく、
隔離してしまったことを少し残念に感じました。


最後に漁港へ。
美味しいものをありがとうございます!
これからもよろしくお願いいたします!!!






南三陸 その1


あれから約10年。


「遅ればせながら」だし、復興を手助けするためでもないけど、
やっと、ようやく来ることが出来ました。


町に入ってまず目にするのはキッチリ護岸が整備された志津川。
そして見渡すかぎり、賑わいの無い、荒涼とした景色が広がります。

唯一、活気のある「さんさん商店街」の駐車場にクルマを駐め、
まずは最近完成した「中橋」へ。

この橋は、さんさん商店街の監修もしている隈研吾先生の設計でございます。

両脇は上を、中央は下を通る作りで、鉄骨を木で挟む得意の手法が使われています。

そして橋を渡った先に......
旧防災庁舎の震災遺構が建つ南三陸町復興祈念公園が。

8メートルを超える防潮堤を下りて、遺構前に。


津波にのみ込まれ、非常階段やアンテナにしがみつく人々のニュース映像が思い起こされます。

YouTubeから


震災前はここから志津川や海が望めたそうですが、今は川も海も見ることができません。


最後まで高台への避難を防災無線で呼びかけ続け、犠牲になってしまった遠藤未希さんを含め43名の方がここで亡くなられたのだとか。


ご冥福を心よりお祈りいたします。



一ノ関 → 南三陸

2日目は三陸の3箇所を巡ります。

朝7時起床。

ホテルのロビーで、無料で供される簡単なお弁当と味噌汁で朝食を済ませ、出発。


一ノ関でレンタカーを借りるのだけど、ここで小さな問題が。

いつもシェアカーでお世話になっているタイムズのレンタカーを予約したのだけど、カウンターが一ノ関駅の東側。

ホテルや繁華街があるのは西側で、東側に行くにはグル〜〜〜〜っと駅を迂回するか、入場券を買って駅構内を抜けるか。

東西を結ぶ自由通路があると勝手に思い込んでいたので、この不便さは想定外でした。

まぁ東側には広大な工業団地があるだけで、普通の人は用がないんでしょうけどね....。


で、入場券で東口へ。


既にスタッドレス仕様の日産ノートで太平洋を目指します。
(北海道の時もノートだったなぁ)


まったく土地勘が無いので、完全にナビ任せ。


長閑な田園風景や、

北上川の美しい景色の中、走ること1時間ちょい。


1つ目の訪問地、南三陸に到着します。


2020年11月14日土曜日

初日の夕食

ホテルに荷物を置き、財布とスマホを持って夕食へ。


ホテル近辺には地元の居酒屋が数件あって、
中でも美味しいと評判のところに行ってみることに。

時間が読めなかったので予約はしていません。

案の定、本日は土曜日なので満席ですって。
じゃぁ次へ。


1軒目からすぐのところに魚屋さんがやってるお食事処が。

魚屋さんのドアを開けて奥に、昔の蔵を改装したお店があります。

予約してないけど、入れるって。 ラッキー!


名前は「富澤」
居酒屋というよりは魚を使った定食がメイン。

つまみもあるので、問題ナシ。


まずは瓶ビールを。(生はないって....)
で、お通しの自家製イカの塩辛。
食べかけの写真でスミマセン。

これが、絶品!
なんか今までも自家製の塩辛を食べたことがあるけど、初めて食べる味わい。


そしてカニみそ。
甲羅を焼いたのか、とーっても芳ばしくて、超絶美味!


こ、これは日本酒じゃないと....ってことで豊富な日本酒メニューから選んだのは「田酒」。
東京ではなかなかお目にかかれないし、あっても高いけど、こちらはリーズナブル。

やっぱ酒蔵の青森に近いからかしら?


そしてお刺身の盛り合わせ。
奥からホタテと貝ヒモ、酢だこ、炙り鮭、本マグロ、ひらめ、はまち。
さすが魚屋さんです!

どれもこれも味が濃厚でぷりっぷり、新鮮です。


ここで相方さん、ホタテの貝ヒモの美味さを知ってしまいます。

また人として1グレードアップ、でございます。



続いて三陸と言えば牡蠣。(ホヤは無理。)
で、牡蠣の磯辺焼き。
これも牡蠣の味が濃厚で.....日本酒ください!!!


そして本ししゃも。
間違いなく美味! カラフトとは違うのですよ。


シメにごはんものが食べたかったけど、量が多くてお値段もそれなり。
おむすびとかあると良かったんですけどね。

なので、コンビニでおむすびを買って帰るのでした。

一ノ関の夜はまだまだこれから、っと言いたいところですが
早起きに過酷な登山(?)、もう寝ます....。


中尊寺 → 平泉駅 → 一ノ関

特になんの考えもなく中尊寺を下山。

時刻は17時ちょっと過ぎ。

ここから一ノ関へは、路線バスはもちろん、電車もバンバン来て
何の問題もなく移動できるものだと。

岩手県とは言え人気の観光地。甘く見ておりました。


調べるとバスも電車も1時間に1本だけ...。


麓に到着したのが17時15分。

バスは17時58分で43分後....。
電車は17時27分で12分後!

タクシーで平泉駅まで7分くらいなので、ぎりぎり電車に間に合うかも。


「渡りに船」とはまさにこの事。1台のタクシーが待機していて、飛び乗ります!


ギリギリ3分前に駅着。
駅員さんに急かされて、改札から階段上って反対側のホームへ。

来る時も小走り、帰る時も小走り....。
東北本線には走らないと乗れないらしい......。

なんにせよ、無事に電車に間に合って一ノ関に戻ってこられました。


チェックインの前にお酒やらつまみやらを買い込むため、ホテル近くのスーパーへ。

リンゴと柿が安くて豊富な以外は東京とあんまり変わらないけど、
大好物のモーカサメが激安なのは羨ましい!
これ、軽くフライパンで全面を焼き、バジルペーストとニンニクを溶いたオリーブオイルを染みこませたパン粉を掛けてオーブンで焼くとフワフワした食感で絶品なんだよなぁ...。


初めての一ノ関。
新幹線が停まるのに、駅前は意外としんみりしているんですな。


それにしても寒い!
東京とは寒さの質が違う!!