続いてのおまけ参拝は「室生寺(むろおじ)」です。
こちらも長谷寺と同じく、公共交通を使って来るのはまぁまぁ至難。
ですが、お宝ザックザクの必参スポットでございます。
事前調査でお寺の入口に一番近い駐車場へ。
室生寺ホームページ 伽藍と境内
室生寺は同じ真言宗の「高野山」が女人禁制だったのに対し、女性を受け入れたため「女人高野」とも呼ばれています。
奈良時代末期(781年頃)、興福寺の高僧によってに創建されますが、
天武天皇の願いにより役小角が寺を建てたという伝説もあるとか、ないとか。
そう、午前中に参拝した「金峯山寺」を作った役小角さん、ね。
入山料を納めて、まずは「寶物殿」へ。
内部の撮影はNGなのでホームページをどうぞ。
室生寺 寶物殿
室生寺 御仏と寶物「寶物殿」
https://www.murouji.or.jp/treasure/houmotsuden/
クーラーの効いた快適な堂内には大きな仏像が3体。
中央が国宝「十一面観音菩薩立像」。
そうそう、先程参拝した長谷寺と同じ観音様。
ですが、長谷寺の巨大・金ピカ観音様と違って、こちらはシットリと。
そして向かって右側が国宝「釈迦如来坐像」。
どことなく微笑んでいるような...アルカイック・スマイルってやつですな。
左側には重文「地蔵菩薩立像」
さらに手前に小さな6体の重文「十二神将立像」が。
寶物殿は別途有料ですが、必見です。
そしてお寺の入り口「仁王門」
脱帽&一礼して中へ。門を入ってすぐ、90度折れ曲がって、階段が。
この作り、どこかと似ている.......あっ、日光の「大猷院(たいゆういん)」だ。あそこも仁王門の先を左に曲がってた。
この配置って何か意味があるのかしら?
なんてボーッとしてたら視界の隅にニョロニョロと!!
へ、へ、ヘビっ!!!先を急ぎます。
階段を上ると見えてくるのが「金堂」、国宝です。
1308年建立で、長谷寺の本堂と同じく懸造り(かけづくり=舞台造り)になります。
堂内にはこれまた国宝の「釈迦如来立像」をはじめ、薬師如来立像(重文)、文殊菩薩立像(重文)、十二神将立像(重文)、さらに金堂の来迎壁(諸仏を安置する内陣須弥壇の背後にある壁)の中央部に描かれている壁画も国宝でございます。
室生寺 御仏と寶物「金堂」
金堂の斜向かいは「弥勒堂」
その名の通り「弥勒菩薩像」(重文)がいらっしゃいます。
室生寺 御仏と寶物「弥勒堂」
さらに階段を上って行ったところに「本堂(灌頂堂=かんじょうどう)」。
こちらも.....国宝。側面(写真左側)は桟唐戸(さんからど)を使った「大仏様」。
2つの建築様式が折衷しております。
さらに本堂脇の階段上には「五重塔」
これも...............国宝。800年頃の建立で、屋外の木造五重塔としては法隆寺に次いで2番目に古く、
高さ16mは最も小さい五重塔。
少し見下ろすさまも素敵。
どう見てもヘビのほうが細っこいけど、食べる気なのかしら??
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