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2024 サマーバケーション 準備編

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2022年10月6日木曜日

日光からの帰路

日光ICから日光宇都宮道路に入り東北道へ。

平日と言うこともあり、多少混む場面もありますが、
過度な渋滞に遭うこともなく順調に進みます。

遅めに食べたとはいえ、お昼にお蕎麦を頂いてからだいぶ経つので小腹がギュー。

往路と同じく佐野SAでラーメンをってのもありますが、
そこはスルーして、次の羽生PAへ。


何の下調べも予備知識もなく羽生PAを選びましたが、
入ってみてびっくり!!

そこは江戸時代の街並みのよう!

アミューズメント施設のようで、江戸時代が大好きな相方さんも大興奮!
こちら、「鬼平江戸処」って言うんですって。

内観も凝っていて、なかなかナイス。

で、数件ある飲食店を見てまわるも、ラーメンに定食、鰻丼などなどと
「小腹」には少々ヘビーなものばかり。

結局、軽食の巨大「豚まん」(540円)と「お好み鯛焼き」(240円)を。

肉まんを食べたのは十数年ぶり?
意外と美味しいものですなぁ。
まぁコンビニのとは違って500円も出せば美味しいかぁ。


その後も交代交代、運転を代わって、
やっぱり板橋ジャンクションは怖かったですが、無事に帰宅となりました。


おしまい。



日光みやげ散策

時刻は15時すぎ。
全スケジュールをこなし、この後はショッピングタイム。

クルマに戻って身支度を整え、来た道を西参道に戻って「神橋」のある丁字路から
日光市営 上鉢石駐車場へと移動します。

ポツポツと空いているスペースに駐め、日光街道へ。

相方さんが日光観光に来た目的の1つが、人生最高の羊羹を探し求めること。
大学時代に訪れた際に食べた栗羊羹がとても美味しかったそうで、
ただしどこの羊羹かは不明。


数件ある老舗羊羹屋さんを順に見てみましょう。

まずは「菱屋」
ここ数年、コロナのためか営業を中止していたのが最近再開したとのこと。

んが、残念ながら本日は終了の看板が...。
その日の分が無くなり次第閉店と分かっていたので、朝イチにっと予定していたのに
悪天候で後回しになった結果がこれ。

最有力候補だっただけに残念です。



なんとこちらは定休日....。
ネットの情報では毎週水曜日が定休日と書いてあったので、
わざわざ旅行の日程を木曜日に変更したのに、水曜+木曜の2連休とは.....。

こちらは第2候補だったので、残念至極。
目的を達成できませんでした。


が、まだ老舗はあります。

こちらは無事にオープンしていて、1本目の栗羊羹(1,400円)をゲット!

さらに道を渡って少し引き返したところに「三ツ山羊羹本舗」
こちらには栗が丸ごと入っているものとクラッシュして入っているものの
2種類の栗羊羹があって、おすすめ通り丸ごと入っているもの(1,800円)を。


先に実食結果をご報告。

まずは、鬼平の羊羮本舗の栗羊羹。
こちらは(恐らく)クラッシュした栗が入った1種類だけで、
少し甘さが強く感じました。


そして、三ツ山羊羹本舗。
こちらは自然な甘みで、栗の食感も良く、美味しい。

相方さんも人生最高の羊羹に近いと申しております。


ただし、第1、第2候補をゲットできませんでしたから、
日光再訪決定です!


話は戻って、その他のおみやげを見に丁字路まで戻って
数件並ぶ土産物屋をウロウロと。

せっかく近くまで来たので「神橋」を見学します。


数あるみやげ物の中でおメガネに適ったのは.....「日光ラスク」!

んが、奥日光で見かけた、いろいろな種類のラスクが入ったのが見当たらない....。

で、駅の土産物屋になら....移動しましょう。

駅前にはクルマを駐めるところがないので、近くのスーパーに駐めさせていただき、
駅前のお店を物色。

無事にお目当てのおみやげをゲットし、
せっかく駅まで来たから写真も撮って。

すぐそこにJRの駅もあるって言うから、そっちも撮って。
次に来る時はお酒が飲めるよう、電車で来ましょ。
新宿から1本で来られるみたいだし。


あーだ、こーだで時刻は16時半。
さ、家に帰ろう!



日光東照宮 宝物館

極寒とドシャ降りから逃れるように東照宮の宝物館へ。
なので写真は一切無し。

外観すら撮っていないことから、どれだけ急を要していたかが伺えますな...。


ここには家康公にまつわる様々なアイテムが収蔵、展示されていますが、
中でも注目のアイテムは.....


加藤清正から家康に贈られたとされる刀で、国宝です。
が、東京国立博物館に行ってしまっていて、展示はなし。


こちらも国宝の小太刀ですが、東博へ....。


3点ある国宝のラストは「大工道具、箱」。

ん?? 大工道具に箱が国宝なの??

そうなんです。
寛永の大造替に際して上棟祭に用いられたもので、手の込んだ装飾がスバラシイ!
一見の価値アリです。
過去の展覧会の資料写真から拝借。


そして、「南蛮胴具足」(重文)
徳川家康が関ヶ原の戦いに着用したと伝える具足で、
西洋の甲胄を改良して日本風に仕立てたもの。


さらにこれは予想外だったのですが、狩野探幽の描いた創建当時の陽明門「昇り龍、降り龍」とその下絵が展示されています。

現在の陽明門は1969年に日本画家 羽石光志画伯が模写復元したものに替えられていますが、創建当時の現物を見ることができます。


残念なのはコロナのため 「アニメーション徳川家康公」の上映が中止されていること。
見たかったよぉ..。


とは言え、見どころ満載。
1時間以上も滞在してしまいました。
(空調が効いていてあたたかいしね。)


日光山輪王寺

昼食を終え、次に伺うのは「日光山輪王寺」。

両側を立派な杉の木に囲まれた真っ直ぐな道を東照宮表参道へ戻ります。

表参道を東照宮とは逆、南に向かうと輪王寺の大きな「三仏堂」が見えてきます。

こちら「日光山 輪王寺」は、開創1250年を超える古刹で、天台宗の三本山(比叡山 延暦寺、東叡山 寛永寺)のひとつ。 

766年に勝道上人が日光山を開き、四本龍寺を建てたのが始まりで、
平安時代には空海など高僧の来山が伝えられ、関東の一大霊場として栄えました。

 大猷院や慈眼堂など、数多くの支院を持ち、全体を総称して輪王寺と呼ぶのだそう。

 本堂の「三仏堂」は2019年に修理が完了し、昔の技術を残しながら漆を塗り直して美しい姿を取り戻しています。

我々が入ったのは裏口?なので表側に回り込んで、正面へ。

三仏堂の南側には「逍遥園(しょうようえん)」という庭園と宝物館があるのですが、
ここに来て雨が本降りに....。

庭園と宝物館は諦めて本堂「三仏堂」へ。
先ほどの大猷院で買ったセット券でこちらも拝観出来ます。

本堂内部の撮影はNGなので、輪王寺のホームページでどうぞ。




本堂内には7mを越える三体のご本尊が祀られています。

向かって右は「千手観音」。
千の手を持つ救済の仏様で、家族を模した三仏の中では父親=男体山を表しているのだそう。

中央は「阿弥陀如来」。
人が臨終する際に迎えに来て、西方浄土に導いてくれる仏様。
母親=女峰山を表しています。

向かって左は「馬頭観音」
忿怒の形相をして煩悩を打ち砕くほか、交通安全のご利益もあります。
子ども=太郎山を表しています。


参拝を終えて外に出ると、ドシャ降りに。
さらに寒さも増しているよう。

あと30分後に大護摩堂で「護摩焚き」の祈祷が行われるそうですが、
ちょっとムリ....。


暖かい所を求めて次へ。


さんない食堂

時間はそろそろ13時。
お腹ペッコペコです。

現在地は東照宮の西の奥「大猷院」。
食事をしようと思うと、南に下るか日光街道の繁華街まで歩くか。
この問題は旅行のプランニング中から悩んでいたポイントで、
季節外れの寒さに加えて、雨が降る悪天候なので、長距離の移動はまったくムリ。

っと言うことで、一番近場の「さんない食堂」へ。
やっているのか微妙なんですが、電気がついてるし、営業中の札もかかっているから、
おじゃまします。

山の喫茶店みたいな雰囲気の店内には、お昼時なのに先客ゼロ....。

2人とも日光名物の湯葉が入った「湯葉&山菜そば」990円をオーダー。

待つこと5分。
いただきます!!

我々が最初の客だったからなのか、汁はぬるく熱々とは言えませんが、
体の芯まで冷え切っっているので、染み渡ります......ふぅ。

クルクル巻きの湯葉、初めて食べましたが
けっこう美味しいものですね。

ごちそうさまでした!


輪王寺 大猷院(たいゆういん) 後編

二天門から階段を上ると...

濃い霧の中にドドーンと現れるのが「夜叉門」。

門の東西南北にはそれぞれ4体の夜叉像が納められ、霊廟を鎮護しています。

手前左(南)を守るのは「毘陀羅(びだら)

手前右(東)を守のは「阿跋摩羅(あばつまら)

門をくぐって裏から見て左側(北)は「烏摩勒伽(うまろきゃ)」

そして西を守るのが「犍陀羅(けんだら)」

膝部になにやら動物らしきものがいて、変な短パン?を履いているのが注目ポイント。

各像の背面にも見られるように、あちこちに牡丹の唐草彫刻が施され、
別名「牡丹門」とも呼ばれているとか。


夜叉門を抜けると「唐門」とその奥に「本殿・拝殿」が。
森を背負って佇む様は、とても神秘的で厳かな雰囲気。
ステキです。

唐門の説明には
「・・・総金箔造りで軒下には丹頂鶴、白龍が、玉垣には、たくさんの鳩、左右の壁には秋の七草が彫刻されています。門前にある左右の燈籠は、徳川御三家(紀州、水戸、尾張)からの献上品です。」

近づいて見てみましょう。
細部に至るまで、とても細やかな細工が施されていて、
当時の技術の粋を集めて造られていることがわかります。

両脇に配される、葵の御紋をまとった立派な燈籠。
二天門より下に数多くある燈籠とは一線を画しております。

そしてこちらの唐門、なんと身分の低い庶民の我々でも通ることができます。

唐門をくぐって国宝の本殿・拝殿へ。
内部は撮影禁止なので輪王寺のホームページから。
質素な外観と打って変わって、内部は煌びやか。
たくさんの金彩が使われているので「金閣殿」とも呼ばれているのだそう。

江戸幕府も三代目にしてようやく基礎が固まり、
経済的にも社会的にも安定したのでしょうね。

正座して一礼。


そして最後に本殿脇にある家光公の墓所へ。

流石に墓所のある奥の院には入ることはできませんが、
その入口にある「皇嘉門(こうかもん)」でさらに一礼。
変わった形状の門で、片瀬江ノ島駅みたい。

中国。明朝の建築様式「竜宮造り」を採用しているので「竜宮門」とも呼ばれているのだとか。
なるほど、江ノ島に似ているはずです。


これにて大猷院参拝は終了。
時間はそろそろ13時。

お昼ご飯にいたしましょ。



輪王寺 大猷院(たいゆういん) 前編

二荒山神社の大鳥居をくぐって右、「輪王寺 大猷院(たいゆういん)」へと参ります。

入口で大猷院と輪王寺も拝観できるセット券(900円)を買って境内へ。


こちら「大猷院(たいゆういん)」は東照宮を現在のように建て替えた
三代将軍 家光の霊廟になります。

「大猷院(たいゆういん)」とは家光の法号(日蓮宗の戒名)のことで、
祖父の家康を心から尊敬していた家光の「死後も家康に仕えたい」という願いを叶えるため
1653年に家光の長男、四代将軍 家綱によって創建され、
その建物は東照宮の方向を向いて建てられているのだそう。

 「東照宮を凌いではいけない」という家光の遺言により控えめな造りですが、
細部にこだわった意匠は秀逸なのだとか。

順を追って見ていきましょう。

まずは「仁王門」。

大猷院に入るための最初の門で、その名の通り左右には寺を守る仁王像が。
口を開いた「阿形(あぎょう)」と口を閉じた「吽形(うんぎょう)」の2体の仁王像が安置され、「阿吽の呼吸」はここから来ているそうです。


門を入り、正面右に「水盤舎」という手水舎があり...

天井に狩野派の絵師による龍の墨絵が描かれ、水面に映ることから「鏡の龍」と呼ばれています....が、悪天候のためか、映っておりません....。

直角に左に曲がると階段の上に建つのが2つ目の門「二天門」。
日光の中で最も大きな門なのだとか。

陽明門のゴージャスさには及びませんが、細部にまで手が込んでいて、
こちらの方が好みかも。

門にはその名の通り、四天王のうちの二天がいらっしゃいます。

正面左に緑のお顔の「持国天」

右には赤いお顔の「増長天」

さらに門をくぐって裏側には....
「風神」さまと...

「雷神」さまが。


二天門の先の階段を上ると「展望所」があり、
下にはたくさんの石灯籠が奥までズラーッと並んでいる光景が見られます。

これらの石灯籠は10万石未満の大名からの献上品で、それら大名は「二天門」から先に進むことが許されなかったんですって。


つづく。

二荒山神社

心置きなく初めての東照宮を満喫した後は、「二荒山神社」へと参りましょう。

東照宮 表門を出てすぐに右へ。
燈籠が並ぶ真っ直ぐな道を進み....

楼門を抜けて....

東鳥居へ。

一礼して境内へ。

766年、勝道上人(しょうどう しょうにん)が山岳地に修行場を求め
「寺」=輪王寺と二荒山(男体山)の神を祀る「祠(ほこら)」=二荒山神社を
建てたことに始まるとされます。 

江戸時代に東照宮が造営されるまでは日光信仰の中心だった古社で、
最近は縁結びの神様として人気があるのだそうです。

背後にそびえる男体山、女峰山、太郎山の日光三山をご神体としています。

境内には有料エリアがあって、さまざまな縁結びのアトラクションが
用意されているのだとか。

由緒ある神社なのですが、少々商業主義的な方向に進んでしまっているのが残念。

特に縁結びは必要ないので、本殿にお参りして、次へ。


日光東照宮 その他の見どころ。

一通り東照宮を見てまわりましたが、その他にも見どころ多数!
その一部を。


「回転燈籠」

火を灯すと回転するオランダ製の燈籠。
東インド会社から贈られたもので、徳川家の葵の御紋が上下逆さまになっていますが、
外国製ということで許されたのだそう。
確かに逆さま....。

本地堂の近くにある鼓楼の脇にあります。


「飛び越えの獅子」

「唐銅鳥居」から「陽明門」へ向かう階段の左右の手すりにある石像。
なんでこのポーズの石像を作ったのか...不思議です。

陽明門に向かって左側の石像は柵に囲われ、苔むしていて、
どことなく寂しげな表情。


「兜石」

境内のいたる所にあり、祭礼時に幡(はた)を立てるための穴が開いていて、
穴を隠すために置かれています。

なんにでも触りたがる相方さん。
持ち上げて中を確認です.....。

場所によっては周りの石で「亀」にされているものも。
確かに、そうしたくなる気持ち、わかるわぁ。


その他にも紹介したいところはいっぱいありますが、
キリがないのでここらで終了。


今回は季節外れの寒さ(10月上旬で5℃!)に加えて雨が降る悪天候で、
見てまわるパフォーマンスはイマイチでした。

よって再訪確定。
家康さん、また来ます!